認知症予防の基本

認知症の体験談

身近であった認知症の体験談【50歳女性のケース】


つい最近のことなのですが、私はある78歳の女性が経営する健康サロンで仕事をすることになったんですが、そこの勤務時間といいますのは、朝の10時から夕がた4時までということになっていました。

お店はその女性の自宅から少し離れてたところにあるのですが、同じ敷地内ということは間違いありませんでした。

一般的に時間の短い勤務なのですがなぜその時間帯なのかということの意味を知るために、その経営者の女性に質問したんです。すると、こう言われました。

「時間が短いのは、実は、私の夫が認知症でそのために私は夫の面倒を見なくてはならないのよ、それでこの勤務時間にしているの」と。なるほどとは思いました。

その女性は、朝10時に夫が施設へ通所しているので、その見送りあとということになるし、帰ってくるのが、午後4時になっているので、お迎えということである。

それで私が働く時間帯はこうなっていたのだとは思うのですが、もうひとつ気になることがありました。

それは、私は50歳、その女性は78歳の高齢ですが、はたから見ますと男女なわけですから、どんなに認知症でも、自宅の横のお店に雇われて働いているにはせよ、認知症の夫からしたら気になる存在ということになるのは、わからないでもありません。

私はなぜか午前10時過ぎに出勤して、午後4時前には帰宅というような毎日が続きました。そうです、ここの夫を避けるかのような動きになるのです。


経営者の女性からはそうしてくださいということなので問題はないのですが、認知症である夫には私の存在をサロンのお客さんということにしてありました。

でもある日、ばったり認知症の夫が帰宅してきたときに 施設の車が入ってきたとき、私は帰宅を出遅れてしまい、私がお店の裏口から出てくるところをその夫がじっとみているでゃありませんか。

別に気にすることは何もないのですが、とても違和感と恐怖を感じました。

見ている夫は間違いなく怒りの顔になっていたのです。そこで思ったのは、この夫は私のことを、妻の浮気相手の男性ではないかと思っていると感じました。

本当に変な怖い体験談になりますが、私はこの健康サロンを次の日に辞めました。


身近であった認知症の体験談【40歳女性のケース】


今現在、夫の母親が認知症により要介護状態になっています。
4年前に旦那さんに先立たれてから痴ほうの症状が出てきたらしく、夫のお兄さんが同居をすることになりました。

それと同時に義理の姉がパートをやめて介護をすることになったのですが、月に数回息抜きのためにお出かけしてもらい、その代わりに私が義実家に行ってお世話をしています。

認知症患者の介護の体験談は周りの方からもいろいろと聞いていましたが、実際に自分で経験すると、人間ってこんな風になってしまうのだと愕然としてしまいます。

義母は週2回デイサービスに通っていますが、送迎車に乗せるまでが一苦労です。

認知症の進行を遅らせるためになるべく自分自身で身支度や準備をしてもらっているのですが、着替えの際ズボンを頭からかぶるなんてことはしょっちゅうです。

カバンに同じものを入れたり出したりを繰り返したり、玄関口でその日履いてゆく靴にやたら迷ったりというのは、毎日の儀式のようになっているみたいです。

また同じことを無限ループで話すというのはよく話にでてきますが、もちろんそれもあります。

夫の母親だということで気を使い要領よくあしらうことができず、最初のころはものすごく疲れました。

ただそんな義母も前回の検査で要介護度が3から2に落ちました。

義理姉がうまくお世話をした成果だと思います。 義理姉はもともと健康オタクというか、食品などにもすごく知識のある人なのですが、義母の食事もできる限り添加物を排除した、手作りの食事を与えています。

義母は昔からあまり自分の食事には気を使わないほうで、一食をカップラーメンで済ませ、おやつに菓子パンを食べているなんてことが多かったようです。

義理姉が面倒を見るようになってから、義母が徐々にスリムになっていって、顔つきも心なしかしっかりしてきたような気がします。

これからの超高齢社会、周囲の人がうまく介護をこなしてゆけるかというのは重要な課題になってゆくと思います。

身近であった認知症の体験談【52歳女性のケース】


私の祖母が認知症になって大変だった体験談です。
祖母は既に60歳頃から物忘れがひどくなり、また、目が悪い所為か、メガネをしていても座っているすぐ横にある物もわからないという状態でした。

私が小学生の頃にはそうだったので、「年を取ると、物忘れや目が悪くなるんだ」と思っていました。 ところが、段々言う事がおかしくなってきました。

祖母の家は庭を隔ててすぐの所にあるのですが、「さっき行ったけど、誰もいなかった」と言われましたが、その日は休日だったので我が家は4人共家にいた時間なのです。

親戚の家に泊まりに行った時には、着いてすぐ親戚から「おばあちゃんが、○○さん宛てのお土産が見つからないと仰有っているんですが・・・」という電話がかかってきます。

でも、そんなに沢山のお土産を祖母が持てるわけはなく、皆さん宛てに2つ程のお土産を持って行ったのに、まだあるはずだと言い張ったようなのです。

父が「おばあちゃんの言うことだから。勘違いしているから」と、遠距離からの電話なのですぐ切っていました。

その頃から、祖母の息子である父ですら祖母が何かおかしいという考えはあったようです。 その後、祖母の家にある着物を触ると濡れていたり、お菓子をおすそ分けすると一辺に食べてお腹を壊したと苦情を言いに来たりと、あまり気分の良くないことが続きました。

ある日、母が家から3分の所にある駅前で、知らないサラリーマンを捕まえて「私の家はどこでしょう?」と聞いている祖母を見て、「これはおかしい」、つまり祖母がボケたと確信したようです。

また、うちが目の前にあるのに、真夜中に伯父の家に電話をして、「家の周りを誰かがぐるぐる回っている。怖い」と電話をしていたそうです。伯父は離れた所に住んでいたので、「般若心経を唱えて」と言ったそうです。

それから両親が講演会などに行き、祖母のような人が結構いることが分かりました。また、有吉佐和子さんの「恍惚の人」で認知症老人のことが広く知られるようになりました。

足腰が弱っていたので、幸いその後徘徊はありませんでしたが、食事もろくに作れない状態なので、私が時々作りに行きました。また、すぐ食べれらるレトルト食品のようなものも買い置きしました。

最後には一人で生活するのが無理になり、伯父一家は外国勤務が多く助けてもらえないので、父が祖母を病院に入院させました。

そこに3年いて、祖母は亡くなりました。 私は祖母を見ているので、自分が認知症になって周りに迷惑をかけるのではないかと、とても心配です。


身近であった認知症の体験談【42歳男性のケース】


42歳、自営業の男性です。母(71歳)がアルツハイマー病の初期にあります。

歯科衛生士だった母は、手先が器用で、記憶力も優れた人でした。母に異変が見られ始めたのは、5年ほど前のことです。

買い物に出た先で財布やクレジットカードを忘れてきてしまったり、お祭りの見物に行って家の鍵を落としてきたりといったことが続きました。

最初は、うっかり忘れてしまったのだろうと思って気にしませんでしたが、物忘れはどんどん進行していきました。

例えば、夕食の料理に入れるはずだった食材を忘れてガス代の陰に放置し、翌日になって気がついたということがありました。また、風呂の排水口の掃除を何週間も忘れてしまい、水が流れなくなってしまったこともありました。

このような様子を見て、私は父と相談し、母に認知症の検査を受けてもらうことにしました。しかし、受診させるのはかなりの苦労でした。

病院に行くことを勧めると、「私はおかしくない」「家事だってこなしているではないか」と言って怒ってしまいます。

近くの病院の神経内科で検査を受けることになったのは、このようなやりとりを数カ月も続けた後のことです。

病院では、知能テストに似た検査のほかに、MRI検査やスペクト検査などを受けました。この結果、初期のアルツハイマー病と診断されたのです。

この診断が出てしまったときは、大変不安になりました。近しい人がアルツハイマー病になって、徘徊や暴言などの症状が出たという体験談を新聞などでよく目にしていたからです。

しかし、実際のところ、母のアルツハイマー病はあまり進行していないようにも見えます。

現在、アリセプトを服用中ですが、洗濯、掃除、料理を毎日こなせている状態です。買い物にもほぼ問題ありません。

ただし、父が車でスーパーに送っていって、買い物の途中も店内で付き添っています。一応は安定した状態にありますが、自分の言ったことやしたこと、行った場所を忘れたり、重要な物事を忘れないためにしていたメモをなくしてしまったりということは増えてきました。

いつまで持ってくれるかは分かりませんが、状態を父と静かに見守っています。


身近であった認知症の体験談【42歳男性のケース】


私は以前、福祉施設で介護士として働いたことがあります。

特に介護士としての資格の介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を持ってはいませんでしたが簡単に福祉施設の面接で採用されたことをよく覚えています。

そこで始めて介護の仕事として認知症の方々の介護を任されました。そして任されてみてその大変さを身に染みて分かりました。

大変な仕事とは聞いていましたが、実際にやってみるとかなり自分にはきついのです。

介護の仕事ですからオムツを替えるなどの排泄の世話をするのは分かっていましたが、認知症の方ですので叩くなどの暴力を振るわれて、中々うまくオムツが替えられません。

また今までオムツを替えたことがないので時間がかかり、自分はオムツ替える時に手は空いていないのでその間叩かれてしまいます。

正直ストレスがかなり溜まり、福祉施設に勤めに行くのが嫌になりました。

それで認知症の方を理解するためにネットなどで体験談などを参考にして、どうやら認知症の方は恐怖で噛んだり、叩いたりするということが書いてありました。

確かに目の前に顔の知らない、覚えがない人がいてオムツを替えていたら、ビックリします。また認知症の方は中々覚えるのが難しいと思いますから、毎日会っていても始めて会う人なのでしょう。

しかし自分が暴力や暴言を振るわれることは別問題でそれでストレスがなくなることはありませんでした。

上司に相談することはしましたが特に改善をするということはなかったです。

この問題を解決していくのは個人だけの問題とせず、事業所や国の全体として考えていかなければならないと思います。

また介護士は命を預かる仕事ですので給料を上げることや暴力の対処の仕方をしっかりしなければ介護士の生命に関わると思います。

介護士が体調を崩せば当然サービスの質も悪くなってくるでしょう。

現職の介護士は責任感ある命を預かる凄い仕事をしていると思いますので、介護士の方々の待遇が良くなって欲しいと思います。


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